中高生の矯正治療とは?
中高生の矯正治療は、永久歯が生えそろった時期(12〜18歳頃)に行う本格的な歯並び・噛み合わせの治療です。
成長期の終盤にあたるため、骨格の成長を一部利用できる可能性があり、成人矯正よりも歯や顎の移動がスムーズに進むケースがあります。

中高生ではじめても遅くない?
中高生から矯正治療を始めても決して遅くありません。
この時期は永久歯が生えそろい、顎の成長もほぼ終わりに近づきますが、骨格や歯の移動に適した柔軟性がまだ残っている時期だからです。
中高生は「骨格の柔軟性」と「成人並みの安定性」がちょうど重なる、矯正にとって成長を活かせる最期の時期です。
当院では専門医が年齢・成長度・歯並びを総合的に診断し、最適なタイミングで治療をスタートできるようご提案します。
見た目・審美性について
- 前歯が出ていて笑うと気になる
- 歯並びがガタガタしていて写真に写るのが嫌
- 矯正装置が目立たないか心配
学校生活・部活動について
- 矯正をしていても部活やスポーツに支障がないか
- 吹奏楽や管楽器に影響があるか知りたい
- 学校で友達に気づかれにくい方法はあるか
勉強・受験との両立について
- 通院の頻度がどのくらいか、勉強に影響がないか
- 受験や修学旅行の時期に支障が出ないようにしたい
- 調整後の痛みで集中力に影響が出ないか
治療内容・期間について
- 治療はどのくらいの期間かかるのか
- 抜歯が必要かどうか
必要性
中高生は永久歯が生えそろい、成長がほぼ完了する時期です。
この時期に歯並びや噛み合わせを整えることは、見た目だけでなく将来の口腔健康に直結します。

成長を活かした効率的な治療
中高生は骨格の成長がまだわずかに残っており、成人矯正よりも歯や顎の移動がスムーズな場合があります。
顎の幅や位置の微調整ができる最後の時期で、成人矯正よりも治療期間が短くなることもあります。

将来の後戻りや再治療の予防
噛み合わせが安定した状態で成長を終えることで、成人後の後戻りのリスクを減らせる。
大人になってから再治療する必要が少なくなります。

口腔内の健康維持
凸凹や隙間のある歯並びは、歯磨きがしにくく虫歯・歯周病の原因になることがあります。
中高生のうちに整えることで、一生涯の歯の寿命を延ばす環境をつくれます。

精神面・自己肯定感への好影響
歯並びの改善は見た目の自信につながり、人前で話す・笑うことに積極的になり、高校卒業後の進学・就職・社会生活の第一印象にもプラスになります。

学校生活との両立が可能
通院間隔を調整しやすく、部活動や受験勉強との両立も可能です。目立たない装置(透明ブラケットやマウスピース)で見た目の負担も軽減できます。
ゴール(メリット)

成長を活かせる最後の時期
中高生は骨格成長がわずかに残っており、成人よりも歯と顎の移動がスムーズに進む可能性があります。
顎の幅や位置の微調整が可能なラストチャンスといえます。

将来の安定性が高い
成長期に噛み合わせを安定させることで、成人後の後戻りや再治療リスクを低減。
永久歯を健康に長く保つ土台ができます。

口腔衛生の改善
凸凹や重なりが解消され、歯磨きがしやすくなり虫歯や歯周病予防につながります。

精神的メリット
歯並びが整うことで、人前で笑う・話すことに自信が持てるようになります。
卒業後の進学・就職・社会生活で第一印象が向上。

生活との両立が可能
学校行事・部活動・受験スケジュールに合わせた治療計画が可能。
目立ちにくい装置も選べるため、周囲に気づかれにくい。
使用する装置
- マウスピース(インビザライン)
- マルチブラケット装置(表側・裏側)
- 機能的矯正装置
よくある質問
成長がほぼ完成している時期なので、歯列を安定させやすく、成人と同じように本格的な治療が可能です。また骨格の柔軟性がまだ残っているため、効率的に治療を進められるのも利点です。
基本的には大きな支障はありません。激しい接触のあるスポーツでは、マウスガードを併用することで安全に活動できます。一度ご相談ください。
透明なブラケットやマウスピース型矯正装置を選ぶことで目立ちにくくできます。学校生活でも周囲に気づかれにくい治療方法を選択可能です。
症例によりますが、一般的には1年半〜3年程度が目安です。受験や学校生活の予定を考慮しながら治療計画を立てることができます。
矯正治療は定期的な通院が必要ですが、1回あたり30分程度です。調整後に数日間違和感がある場合もありますが、勉強に大きな支障はありません。
装置の種類や症例によって異なります。マウスピース矯正は目立たずに治療したい学生さんに選ばれることも多いです。